社労士診断認証制度とは
貴社の労働社会保険諸法令の遵守状況や職場環境改善の積極的な取り組み、企業経営の健全化の取り組みを社労士が毎年確認・診断します。貴社が「ホワイト企業」であることを証明し、そのことを広くアピールできる制度です。
▶︎詳しくは全国社会保険労務士連合会へ
健康診断の会社版
皆様はご自身のお体については、定期的に「健康診断」を受診されていると思います。
健康診断は、自覚症状が無く症状が現れた時には既に進行している病気を早期に発見し、「無症状のうちから体質改善により健康生活を守る」という目的があります。
社労士診断認証制度とは、まさに「健康診断の会社版」と考えれば分かりやすいかと思います。
健全経営の証明
労務コンプライアンスへの取り組みは会社内で行われており、今まで外部からは見えづらいものでした。
社労士診断認証制度の認証マークにより、会社の取組みが「見える化」でき、会社パンフレットや公式サイト、名刺などにも認証マークの表示掲載で積極的にアピールでき、第三者にもその取り組みが分かりやすくなりました。
さらに、全国社会保険労務士会連合会が運営するウェブサイトにも掲載されますので、貴社が「人を大切にする企業」であることを社内外から認知されます。
認証マーク取得のメリット
従業員の皆さんの安心と信頼感の向上
社労士診断認証制度は「人を大切にする企業」であることを認証するものです。
職場環境の改善活動を通して、従業員の皆さんにとって働きやすい会社を目指して取り組んでいることを知ってもらい、安心と信頼感が向上します。
優良人材のリクルートへのアピール
認証を受け診断結果を公表することで企業情報に高い信頼性が生まれます。
求職者にとって診断結果を確認できることは、企業実態の貴重な情報源となります。
企業情報ページからPR
企業情報画面で事業紹介や求人情報を入力・公開することができ、認証企業を検索したユーザーに向けて企業PRをすることができます。
経営労務診断適合企業への道のり
職場環境改善宣言へ!
「職場環境改善宣言企業」確認シート(22項目のチェックリスト)をご一緒に□はい □策定中です
のどちらかを確認していきます。これにより、今後の改善箇所や取組む内容が明確になります。
経営労務診断実施企業へ!
「経営労務診断基準」に基づき所定の項目について確認をしていきます。事前にご用意いただく資料・文書につきましては、事前にお打ち合わせいたします。
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診断は3回に分けて実施いたします。
標準で1回あたり約2~3時間ほど必要になります。連続して毎日でも毎週1回~でも貴社の業務スケジュールに合わせて実施いたします。この段階では、認証までに必要な事項と既に完了している事項の確認が目的になります。
宣言時点でご準備できない資料や体制不備等があることは問題ではございません。
ご一緒に確認していく中で、認証に向けての必要に応じて書式の整備、規則・制度の策定および改正・変更をお願いしていきます。
【1日目】 労務管理関連規程の整備状況についての確認になります。 ご用意いただく資料は、「就業規則」「労働条件通知書(有期契約労働者も含め)」 「雇用契約書」「ハラスメント対応方針等」「育児・介護休業取得の申請書式」等 これらの資料を基に、記載内容の法令適合性、従業員への周知状況について確認をいたします。 |
【2日目】 労務関連管理体制および労働保険・社会保険加入状況についての確認になります。 ご用意いただく資料は、「出勤簿(タイムカード)」「賃金台帳」「労働者名簿」「36協定」 「有給休暇管理台帳」「有給休暇取得申請書」「定期健康診断の実施記録」「雇入時健康診断の実施記録」 「その他の労使協定」「(安全)衛生委員会の議事録」「労働保険料の年度更新資料」「社会保険の算定基礎届資料」等 これらの資料を基に、記載内容の法令適合性、従業員への周知状況について確認をいたします。 |
【3日目】 組織体制および女性活躍推進法、育児・介護休業法、労働施策総合推進法に関する確認になります。 ご用意いただく資料は、「組織図」「組織規程」「職務(業務)分掌規程」「職務(業務)権限規程」 「男女別正規従業員と非正規従業員人数」「男女別平均年齢」「男女別平均年収」「男女別平均残業時間」 「男女別平均勤続年数」「女性管理職・役員数」「男女別採用における競争倍率」「男女別継続雇用割合」 「男性の育児休業等の取得割合」「中途採用比率」「男女の賃金の差異」 これらの資料を基に、記載内容の法令適合性、従業員への周知状況について確認をいたします。 [診断時の指摘項目の改善] 3日間の確認チェック時に一定の診断基準をクリアされている場合、または、その後の改善により一定 の診断基準をクリアされた場合に「経営労務診断実施企業」として、全国社会保険労務士会連合会に審 査状況を申請いたします。 |
【診断基準をすべてクリア】 経営労務診断実施企業として認定されたあとは、残された診断基準に対してクリアするべく社内にて 対応策を実施していただきます。もちろん、その際には私どもがフォローさせていただきます。 いよいよ、すべての診断基準をクリアされたことが確認できた段階で、「経営労務診断適合企業」の 認証を全国社会保険労務士会連合会に認証のための申請を行います。 |
経営労務診断適合企業の認証マーク取得後について
この社労士診断認証制度の本来の目的は、認証マークを取得して終わりではなく、「経営改善+維持継続⇒定着」にあります。
当制度では経営労務診断適合の認証マーク取得後、1年ごとに定期的な継続診断を行います。引き続き診断基準をすべてクリアされていることが確認できましたら、認証マークに記載された認証番号の末尾に更新回数を示す数字が印字された新しい認証マークが付与されます。この数字が多ければ多いほど長期にわたり健全な経営を継続している企業としてアピールが可能です。